環境

● Windows11
● XAMP8.1.6→8.2.12
(XAMPのバージョンは"C:\xampp\readme_en.txt"でも確認できる。)

やったことの概要

1. データをバックアップする

2. XAMPをバージョンアップする

3. バックアップデータをバージョンアップ後の環境へ反映する

4. WordPressのユーザーをDBの権限へ設定する

1. データをバックアップする

(1)下記フォルダとファイルをデスクトップなどへコピーしてバックアップを取っておく。

"C:\xampp\htdocs"
"C:\xampp\php\php.ini"

(2)phpMyAdminで自作のDBをエクスポートして取っておく。

XAMPのコントロールパネルからphpMyAdminを開き、自作のDBを選択してエクスポートする。

2. XAMPをバージョンアップする

(1) 今のXAMPアプリをアンインストールする。

Windowsマーク→設定→インストールされているアプリ→XAMPアプリの右の…リーダーをクリックして「アンインストール」する。

(2) 最新のXAMPをダウンロードする。

下記公式サイトからダウンロードする。(この時点の最新ver.8.2.12)
https://www.apachefriends.org/jp/index.html

(3) XAMPをインストールする。

ダウンロードしたXAMPのインストーラーファイルをダブルクリックしてインストールを始める。

表示されるウィンドウではデフォルトの設定のままで進めて完了までおこなう。

3. バックアップデータをバージョンアップ後の環境へ反映する

(1)"C:\xampp\htdocs"の反映

バックアップしたhtdocsの配下の自作のプロジェクトフォルダのみ、"C:\xampp\htdocs"へ移動する。

(2)"C:\xampp\php\php.ini"の反映

「;extension=gd」の行のセミコロン「;」を消すなど、バックアップしたファイルでデフォルトから設定を変えたのと同じ変更をして保存して閉じる。

(3)DBをインポートする。

上記1.(2)と同じようにphpMyAdminを使用してインポートする。
複数のDBが同じ名前のテーブルを持っているとエラーになる場合があるので、DBごと1つずつインポートするといい。

4. WordPressのユーザーをDBの権限へ設定する

※ Wordpressで作成したページをブラウザで表示してみて、表示できればここで完了。

※ 下記のエラーで表示できないときは以降を実施する。

(1) 上記1.(2)と同じようにphpMyAdminを開き、「権限」をクリックする。
(2) 下記エラーが出た場合は(3)~(5)を実施。出なかった場合は(6)へ進む。

(3) DB「mysql」を選択してテーブルの「db」のチェックをして下へスクロールする。

(4) 「チェックしたものを」のプルダウンから「テーブルを修復する」をクリックする。

(5) 「権限」をクリックする。

(6) 権限の画面の下の方にある「ユーザーアカウントを追加する」をクリックする。

(7) ユーザーアカウント情報を追加登録する。

"C:\xampp\htdocs\wordpressのプロジェクト\wp-config.php"の中に定義している値を調べる。

wp-config.php

  1. /** The name of the database for WordPress */
  2. define( 'DB_NAME', 'wordpress_pj' );
  3. /** Database username */
  4. define( 'DB_USER', 'user' );
  5. /** Database password */
  6. define( 'DB_PASSWORD', 'password' );
  7. /** Database hostname */
  8. define( 'DB_HOST', 'localhost' );

phpMyAdminの権限ユーザーアカウント追加画面に戻って
ログイン情報の「ユーザー名」「ホスト名」「パスワード」「(パスワード)再入力」へ調べた値を入力し、
権限を持たせる項目にチェックし、「実行」をクリックする。

(8) Wordpressで作成したページをブラウザで表示する。(localhost/wordpressのPJフォルダ名/)

これで表示されました!

最後までご覧いただきありがとうございました。以上、お疲れ様でした!